痴呆の母に教わったこと（イデア教養文庫０４　公式サポートホームページ）

昨日ショートステイから戻りましたが、夕方から不機嫌になりました。

ショートステイ中は、また義歯を壊していました。前回に壊されたので、今回は入所時に注意をお願いしたのですが・・・。

それから、今回は新たなトラブルが。

カーディガンのボタンを全部とってしまいました。

手先は器用だし、力はあるので、ボタンを取ることは難しくないのでしょう。

相当ストレスがたまっているのだと思います。

今日は１日中寝ていましたが、これから活動するのかもしれません。

寒いので、あまり散歩には行きたくないですが。

さすがに私のほうが疲れてきました。家から何十回（オーバーではありません）も出て行くので、引き止めるだけで疲れてしまいます。

私が疲れて寝てしまうと、母が外に出て行きます。ほとんどは遠くにはいかないので、自分で家に戻ってきますが、たまに遠くにいくと警察に保護されてしまいます。

元気になったのはよいのですけれど。

１週間に１，２日は昼間も良く寝て体力を温存しているようです。

本当によく動きます。疲れていそうで、時々腰に手をあてていますが、部屋の中では自分の荷物を整理したり、私のものを勝手に移動したりです。

疲れることも忘れてしまうのでしょうね。

久しぶりに睡眠薬を飲ませましたが、相変わらず全然効きません。毎日飲ませないと効果がないのかも。

これで、明日は一日中寝ているでしょう。

昨日の夜９時くらいと、今日の５時くらいに、外に出て行かれました。

母が寝ているので、安心して私が寝ているスキに出られました。

時間としては短いでしょうが、寒いのコートを着ていないので、近所の人がすぐにわかったようです。

徘徊した後も、何度も外に出ようとしていたし、家の中をうろうろして全然寝る気配はありません。そのうち腰を叩き始めたので、相当疲れていると思います。

　何を思ったのか玄関のほうに行き、傘を取りにいって杖のようにして家の中を歩き始めました。杖もそばにあるはずですが、それは見つけられなかったようです。

　以前は同じような状況のとき、杖を持って家を出て行きました。腰が痛いときは、そうすると楽なことが自分でもわかっているのですね。

　認知症になっても、自分で工夫をすることはできるようです。