痴呆の母に教わったこと（イデア教養文庫０４　公式サポートホームページ）

小学校のミニ同窓会があり、家が近くだった同級生の別荘に担任の先生と日帰り旅行をしました。

母も連れて。

片道２時間以上もかかりました。しかもＪＲの駅からバスに乗らず、歩いて帰ってきたので母は疲れただろうと思ったのですが、疲れたのは私のほう。

横になって寝ているすきに、母が徘徊。

１時間後に保護されていましたが、私は探し回って、本当に疲れました。。

お昼過ぎから徘徊し、保護されたのが１８時ころ。

今までで、一番長い６時間の行く不明でした。

朝から何も食べていないので、心配して警察署に行ったら、「あらどうしたの」。

いつものことですが、状況がわかっていません。私が悪いことをしたような感じです。

お腹が空いているのではと思って聞いたら、そうでもなさそう。

警察官が、「デパートの地下にいたので、いろいろ試食していたのでは」。

そうかもしれないです。

母はいつもは静かにしているのですが、今日はなぜが発言していました。

もちろん話は分からないのですが、発言者の内容を聞いての発言であることは確かです。女性も多く、雰囲気はデイサービスと同じだったからでしょうか。

今日も、デイサービス後は何度も家にでてしまいます。なぜか今日は私の靴を履いてしまうので、私は玄関から大声で呼び戻すしかありません・近所の人には迷惑がかかりますが。

　３度呼び戻しましたが、４回目は私が気がつかない間に出られました。

昔の運動靴を見つけて追いかけようとしたら、近所の人が連れてきてくれました。母の手には何故か、靴べらがありました。

１週間くらい前に、母に徘徊されないように、厳重な鍵をかけておきました。私が寝ているときに徘徊しようとしたのでしょう、私が朝起きたら母の靴が玄関になかった。

　私と家内のの靴は無事だったのですが、息子の革靴も行方不明。息子が仕事に行けないので、家内と一緒にいろいろ探したが、息子の靴はなんとか見つかっても、母の靴は探せず、あきらめて別の靴を出しました。

そうしたら、さっき母が見失った靴を部屋の中でさわっていました。どこに隠していたのでしょう。きっと、秘密の隠し場所があるのかも。