痴呆の母に教わったこと（イデア教養文庫０４　公式サポートホームページ）

ネットで調べたら東久留米駅までは鉄道の線路で２１キロ先です。

夜の１０時には家にいたと思いますから、保護された１時３０分まで最大でも３時間３０分。とても歩ける距離ではありません。

有楽町線に乗って池袋で途中下車し、西武池袋線に乗って東久留米駅で降りたとも考えられないです。電車で行くと４０分もかかりません。

家に帰っても、また外に出ようとしていますから、それほど歩いてはいないのかもしれません。池袋あたりで人の流れを見ながら休んでいたのでしょう。他の場所にいたら、もっと早くに保護されていそう。

元気です。特に変わりはないようです。

私がパトカーのそばに行ったら、母は奥に移動して私が乗るのを待っていました。

先ほど連絡があり、無事保護とのことです。怪我はないようです。

歩いていける場所ではないので、今日は完全に電車を使っていますね。また無賃乗車をしたようです。

現在、パトカーがこちらに向かっているとのことです。

現在デイサービスは火曜日だけにしていますが、デイサービスから戻った後で何度も家を出ようとします。

オーバーではなく何十回も呼び止めています。

こちらも疲れてしまい、しばらく対応が遅れると見失ってしまいます。

夕食前は、若い女性が話しかけているところを見つけましたが、今はちょっと見失ってしまいました。

また警察から電話があるかもしれません。

今日も、初めて保護された場所です。私はそちらの方面には探しに行ったことがありません。

警察でびっくりしたのは、母がコンビニの袋を持っていて、その中にパンなどがたくさんあったこと。

てっきり、万引きか、レジに品物を運んだけれどお金を持っていなかったので警察に通報されてのかと思いました。

警察官は、賞味期限切れのものばかりなので、店の方があげたのではないですかということでした。

確かに、徘徊中にお腹が空いていれば、賞味期限のものであっても食べたほうがよいかもしれません。

明日捨てようかと思いながらパソコンに向かっていたら、母はそのパンを食べていました。