痴呆の母に教わったこと（イデア教養文庫０４　公式サポートホームページ）

とにかく大学生の希望が多かったので、宿の確保が大変だったようですが、何とか日程が決まりました。

母を連れていく予定ですが、たぶんこれが最後の佐渡でしょう。

体力的にも今年が限界なような気がします。

新潟の知人が数人いますが、連絡をして、母の姿を見せてきます。

母はショートステイ中ですが、先ほど９度３分まで熱を出したという連絡がありました。前の日に高度の熱を出した人はすぐに下がったというので、母も同じような状況なのでしょう。

相当、体力も落ちているのでしょう。もちろん、無理をしてまでも母を佐渡に連れていくつもりはありませんが。

どうせ当たらないだろうと思い、競馬の桜花賞観戦をあきらめて午後は花見山公園に。

寒かったのですが、大勢の人手がありびっくりしました。満開になったら、そうとう混雑するのでしょう。

母は山を上がっていたら、崖のほうを指差して、「私はこういうところに落ちたことがある」と言っていました。

初めて聞きましたが、作り話ではないと思います。田舎の佐渡で落ちたことがあるのでしょう。

崖といっても、木がたくさんあって、途中でとまりますから、自分で這い上がってこられたのでしょう。

初めての長距離高速バスですが、無事につきました。

一番前の席で景色が良く見えたこと、天気が良かったことなどもあると思います。

私は時々寝ていましたが、母は全然寝ていなかったです。

途中でシートベルトが気になって機嫌が悪くなったのと、夜になって周りが暗くなると不安になっていました。