痴呆の母に教わったこと（イデア教養文庫０４　公式サポートホームページ）

今日も会議中はおとなしくしてくれましたが、２次会ではどんどん自分で食べ物を確保していました。
おいしそうなものが目の前にあれば、箸を出してしまうのは自然なんでしょうね。

会費は二人分払うつもりでしたが。幹事さんはお釣りを多く戻してくれたようです。
若い人の話を聞いては母ご機嫌でした。

年齢を聞いたら、やはり５０歳と答えていました。

昨日はデイサービスだったのですが、会議があったために、自宅のそばではなく、会場の近くで送迎バスを待っていました。

そこから会場まで歩いていきましたが、母が「いつもの道と違う」と話したのでびっくりです。

母は、よくいく場所でも、「ここははじめてきた」と話すように、方向感覚というか場所の感覚が非常に落ちているのですが、自分からはっきりといつものコースと違うと話したのは、おそらく初めてです。

最近は脚が弱くなっているので、昔のようにいろいろなところを歩くのではなく、歩くコースは限られてきたのですが、、その影響なんでしょう。なんとなく歩いているようでも、周囲を観察しているのかもしれません。

だいぶ元気になったので、昨夜はスキー指導員会の会議につれていきました。私は監事なので、会議全体や会の活動状況をチェックする必要があります。発言していなくても、会議に出席しているだけでよいのです。

２時間半の会議でしたが、母は以前と比べると落ち着きがなくなっていました。私がパソコンを操作していたら電源ケーブルを抜こうとしたり、切ろうとしていました。気になる点があるとずっと気にするのです。

それでも、じっと座っていてくれるだけありがたいです。トイレに１度つれていきましたが。

帰りは満員電車ですし、会議でも疲れているのでしょうから、会議の後の夜は良く寝てくれて、深夜や明け方に徘徊することはないと思います。

さっき、起きてきたのですが、「何がなんだかわからない」といつものように話しています。

昨日はお昼でデイサービスを引き上げ、タクシーでＮＰＯ法人の総会が行われる会場へ。母は相変わらずバスやタクシーを待つのが嫌いで、歩いて行こうとします。足腰が弱っているはずなのに、私と一緒になると歩きたがるのです。

　総会とその後の会員の報告や講演など約３時間３０分も会場にいましたが、大人くしてくれて助かりました。懇親会場にも連れて行きましたが、びっくりするくらいのペースで食べていました。いつもはおやつがあるのですが、昨日はそれがなかったからでしょうか。

お手拭まで口に入れて食べようとしていたのには驚きました。

今日は、東京都スキー指導員会の幹事会でしたが、例によって会議中はおとなしくしていました。多くの人が２次会の会場に向かっていたら、母も皆さんについていって結局は母も２次会に参加となりました。私は母と帰るつもりだったのですが。

　参加者に女性が多かったからかもしれません、母も良く飲んで食べて楽しそうでした。メタボ対策のため減量をしないといけない私より、たくさん食べたと思います。

　もちろん会費は二人分払ってきましたが、たまにはこのように、大勢の皆さんと飲んでいるのもよさそうです。さっき帰ってきたばかりですが、母はもう横になって寝ています。

今日は睡眠薬はいらないですね。