痴呆の母に教わったこと（イデア教養文庫０４　公式サポートホームページ）

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母がショートステイに入りましたので、ようやくノドを休めることができそうです。今日からはなるべくしゃべらないようにします。携帯の電話も切りました。
　必要な人はメールをしてくるでしょう。

　でも、こういうときに限って事情を知らない人から自宅に電話がかかってくるのですよね。

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昨夜は寝られないくらいノドがおかしかったので、今日は病院にいってきました。
　医者は首を手でなんども触ったあとで、内視鏡で検査しますと言われてので、ガンでもあるのかなと思ったのですが、その心配はなさそうです。
　ただ、声帯が赤くなっていることがわかったので、薬をもらってきましたが、「すぐには治らないですよ」と言われました。
　必要なこと以外はあまりしゃべらないほうが良いとのことですが、それは私には無理ですね。昨夜も家を出ようとする母を何度も説得して家に戻しましたから。
　何も言わずに力ずくで連れ帰っても逆効果だろうし、何か書いた紙を見せるのもバカにするなといわれそう。
　高校の先輩が作った文章を読み上げるソフトでもだめだろうなあ。

　それから、タバコを吸う人の近くにもいかないほうがよいそうです。私の周りには、まだたくさんいますが。

土曜日から声がおかしくなりました。金曜の夜中にのどが熱くなった感じがして目覚めたのですが、そのときからひどい声になっています。もともと美声ではありませんが。
　熱はないし、からだのだるさはいつもどおりなので、特に風邪ではないと思うのですが、周りのみんなは「風邪ですね」と言っています。

　昨日は同期会のダブルヘッダーでした。昼は私が卒業した小学校の同期会。１５歳上の恩師も元気に出席されました。私をはじめ出席した男性陣は病気の話しばかり。それに比べると女性陣は元気でした。
　夜は、教員をしていた高校の同期会。１５歳くらい下の教え子が多数集まっていました。教職員の訃報も残念ですが、それに混じって教え子の名前を聞くのは辛かったです。
　卒業後３０年ぶりに私の姿を見た教え子は、私の体格が変わっていたのに驚いていました。２０キロ増は増えすぎですからね。
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