痴呆の母に教わったこと（イデア教養文庫０４　公式サポートホームページ）

警察官が送ってくれました。近所の人が家を教えてくれたのです。

夕方だと不安そうに歩いているから、警察官もおかしいと思うのでしょう。

昨日ですが、東京駅で母を見失ってから3時間３０分の間探していました。

東京駅→西武線田無駅

の移動ルートがわかりません。
ちなみに、東京駅の改札には入っていません。

東京駅の八重洲口南口のバス乗り場付近から東京駅の構内を歩いていたのですが、そのまま東京駅の八重洲北口を通り抜けて、いったん道路にでたのでしょう。

そこを左折して地下鉄の大手町に改札口に向かったのでしょう。

多くの人が歩いているので、その流れにそって。

東西線の改札口で無賃乗車をして、中野方面の電車に乗った。千葉方面の電車が先に来ていたら、そちらに乗りそうです。人も多いですから。

東西線に乗って飯田橋か神楽坂で降りれば、一人で家に帰れる可能性があったかも。

高田馬場で多くの人が降りたので、その流れにそって西武線に。

JRに乗ってくれれば、東京駅に戻ったかもしれないのに。

西武線は田無行きで終点で、どうしてよいのか迷っていたのでしょう。

前の日がたっぷり寝ていたので、今晩は寝ない可能性がありました。

それがわかっていたので、午後の暑い中に出かけました。行きは地下鉄でしたが、帰りは夕方なので５０分くらい歩きました。

帰りはいつもは３０分くらいで戻れるところを、途中の休憩もいれたにしても５０分かかりましたからだいぶ疲れたと思っていました。

夕食は寝てくれないで、結局午前１時くらいに横になりました。

私も安心して寝たのですが、夜中に玄関の鍵を解除する音で目が覚めました。

時間は２時半くらいでした。それから３時過ぎまで、玄関に行く母を連れ戻す仕事の繰り返し。

３時過ぎにあきらめて寝たようなので、私も横になりましたが、静かなのが気になって目がさめました。

母がいませんでした。３０分も経っていないのですぐに見つかると思ったのですが、なかなか発見できなかったです。

私は１時間探しても見つからなかったら警察に届けるようにしているのですが、そろそろ警察に電話をしようと思っていたら、戻ってくる母を見つけました。

明るくなっていたので、自宅の方向がわかったようです。

そういえば、いつも警察に保護されていたときは2時、３時という暗い時間です。

でも、早朝に出て保護されたことも１回ありますね。

今朝は外のほうが涼しいくらいでした、適当に風もありましたし、散歩をするにはちょうど良い感じでした。探した私にもそれほど疲れはないです。

深夜に２時間以上でしょう。明るくなってから私が発見しましたが、あの普通に歩いている状態では、警察には保護されないと思います。

　近隣の警察に指名手配をしておくというのは、どうなんでしょうね。普通の人は嫌がるのでしょうか。

警察に届けたとき、「老女が保護されている」という情報があり、てっきり母かと思いましたが、白髪ではなかったです。

最近気がついたのですが、深夜の交番は若い警察官ばかりです。若い人が希望する職種になってきたのでしょうか。

今日は、会議のあと久しぶりに３０分歩いて家に帰ってきました。杖を突きながらですが、足腰に痛みは訴えなかったです。

　これだけ歩けば疲れて寝るだろうと思ったら、よく寝たのは私のほうでした。

夕食後に母と一緒に寝たのですが、0時３０分ころに起きたら母がいませんでした。

３時前に水道橋の駅の近くで保護されていました。このあたりは週末によく歩いていたのですが、最近は筋肉痛の様子なので歩いていません。

私は捜索願を出した後で、気になったので自転車で広い道を探しまわりました。以前に市ヶ谷駅付近で保護されたのを思い出して、飯田橋から右に曲がって市ヶ谷方面を探したのですが、いないので飯田橋まで戻ったときに携帯に連絡が入りました。

左に曲がって水道橋方面に行っていれば、見つけられたわけです。