痴呆の母に教わったこと（イデア教養文庫０４　公式サポートホームページ）

今日もデイサービスから戻った母は混乱中です。外に出ようとするので、しばらく家で引き止めていたのですが、何度も外に出ようとするので、銀行まで連れていきました。
　ところが、私が行きたいほうにはいかずに、今日は言うことを聞きません。遠回りして用を済ませて帰ろうとしたら、「脚が痛くて歩けない」。家の中をずっとウロウロしたいたので、疲れたのでしょう。
　やっとのことで家に戻ったので、当然座って休むのかと思ったら、まだ出ようとしています。今も家の中をウロウロ。
このまま外に出ても、遠くまで歩けないと思うので、好きにさせようと思います。

先日は枕を持って徘徊していましたが、今日は毛布を持って。

１２時前に良く寝ていたので、私は安心して風呂に入っている間に出られました。風呂は玄関のそばにあるのですが、全然物音には気がつかなかったです。私の耳が悪くなっているのかも。

風呂に入るときに鍵をかけようと思ったのですが、まだ息子が帰っていないので、そのままにしていました。鍵をかけていればわかったかもしれません。

風呂から上がったら、母がいませんでした。

探しに行こうと思ったら息子が帰ってきました。そこで、息子が帰ってきた方向とは逆の方向に探しに行きましたが見つからず、あきらめて１１０番しようと思ったら、家の近くにパトカーが止まっていました。母が通り過ぎた後に息子が帰ったようです。判断を間違えなければ追いついたのでしょう。

警察官の方は、「家を覚えておきます」ということで、自宅を確認されましたが、次回は家まで送ってくれるのかもしれません。

夜中になると、車を持っていない私は移動に困ります。そこでいつもは４時くらいまで起きているのです。
パトカーで送ってもらうのを期待するのも変ですからね。

母が横になったので、私も寝ようと思い、部屋の電気を消したら母が騒ぎ出して、また振り出しに戻ってしまった。
目に付くものは何でも動かしてしまうのはどういうつもりなんでしょうね。

ようやく寝てくれたようなので、私も寝ることにします。