痴呆の母に教わったこと（イデア教養文庫０４　公式サポートホームページ）

また福島に行って来ました。先々週に引き続きです。今回は母がいないので、往復とも夜行バス。

もともとの仕事場として中古マンションを買ってあるのですが、両親介護になってからは放置状態でした。少しずつ部屋の中を片付けて、また仕事ができるように準備しています。

母がここに一緒に住んでくれればよいのですけれど。都内の散歩もよいですけれど、福島のほうが景色がよいです。

ただ、母の場合は、静かなところよりも、人が多いところのほうが好きな感じですね。

私の場合は病気のため休むだけで、また元気になったら子供たちと一緒に勉強することを約束してきました。

教えていたのは少人数教室に来ている一部の子供たちだけです。教室での授業にはついていけないので、マンツーマンのような状態で指導していました。単元によってメンバーの入れ替えもありますが、毎回来ている子供たちもいます。全員が一人ずつ感謝の気持ちを文章で書いてくれていました。

　この手紙を読んでいると、また元気になれそうな気がします。子供たちも、離任式では声が出ていたので、またすぐに来てくれると思っているでしょう。今度は授業中ではなく放課後の学習に行くことになります。完全なボランティアで交通費もでませんが、夏休み以降には行けるように体調を整えたいと思います。

　母が、現在の状態で安定してくれれば、母も連れて行ってお手玉でも実演させたいです。

　朝早く病院に行きましたが、ノドのほうは特にガンなどの心配はなく、このまま今の薬を飲んでいれば大丈夫ではないかということでした。薬も２週間分で、それで特におかしくなければ通院しなくてよいとのこと。

　あまりしゃべらないようにしていたのに、母が食べ残しを皿ごと自分の手提げ袋に入れようとしたときは、思わず怒鳴ってしまいました。家に戻っても、外に出ようとする母を何度も呼び止めましたから、久しぶりにノドを酷使したようです。